一般社団法人 もっと自分の町を知ろう サイト
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一般社団法人もっと自分の町を知ろう ホームページ完成
令和4年5月20日に一般社団法人となりました
ある日突然、見慣れた景色の中から、懐かしい物が消えてしまった。そんな経験をされた方は多いと思います。世の事情と言ってしまえばそれまでですが、せめて、どうにかならなかったのか、何か遺せる手段はあったのでは・・・という後悔の念だけは残ります。
個人の力では限界がある。故に、「もっと自分の町を知ろう」という共同体を創設し、有形無形の財産を次世代につなげる。これが、一般社団法人「もっと自分の町を知ろう」という団体を設立する目的です。
1 設立の経緯等
2020年8月、歴史作家浦辺登(HP「浦辺登公式サイト」で検索)が幕末・近現代史の勉強会「人参畑塾」を開塾。以後、2022年4月迄に計20回の勉強会を実施。浦辺登と受講者の有志が中心となって2022年5月20日に法人化しました。
2 事務所所在地
福岡市博多区中洲3-7-7 高嶺ビル3F
3 代表理事
会 長:浦辺 登、 理事長:西本 光春
4 活動内容
・定期的な勉強会(Webあり)
・講演会、歴史的文化遺産や資料等の展示会
・歴史まち歩き、歴史ツアーの企画・開催
・各種情報発信(ホームページ、動画配信、出版等)
・各地の歴史研究会やまちづくり団体と連携した活動、国際交流 等
5 今後のスケジュール
7月 会員募集開始
9月 発会記念イベント
10月 活動開始
※遠隔地からも参加できるようZoomを利用するWeb会員も募集する予定です
6 ホームページ
「浦辺登公式サイト」で検索下さい、当面、同サイト内を間借りしています
5月21日(土)菊池市で特別イベント開催します!
5月21日の特別イベント講師紹介
「維新の源流は九州南朝にあった」菊池・筑後ツアー開催します
3月30日の西日本新聞に掲載されました!
一般社団法人もっと自分の町を知ろう 設立について
ある日突然、見慣れた景色の中から、懐かしい物が消えてしまった。そんな経験をされた方は多いと思います。世の事情と言ってしまえばそれまでですが、せめて、どうにかならなかったのか、何か遺せる手段はあったのでは・・・という後悔の念だけは残ります。この個人が抱える無力感は容易には消え去りません。今回、一般社団法人を設立したのは、こんな個人が抱える忸怩たる思いを解消したいという願いがあったからです。
日本が西洋近代化を取り込む以前、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を先人から教えられました。他者の長所や短所は良く分かりますが、自分自身では簡単に知ることはできません。しかし、海外からの訪日客が日本の良さを指摘することで、あらためて、日本の良さに気づくという事は多いものです。この外側から自分たちの町を見て見たらどんな長所があるのか・・・。それを再認識したいという願いも団体設立の目的に含まれています。
翻って、周囲を見渡してみれば、地域社会、家族関係が崩壊し、共同体としての有形、無形の財産が失われています。継承すべき地域共同体の遺産を誰につなぐのか・・・。当然のごとく、誰につなぐかは、私たちの子供や孫の世代です。何を、どうやって、伝えるのか。その模索の結果、他地域との連携を図る事で、自分たちの町の長所、短所を相互に外側から知るという事ができるのではないか。地域連携を深めることで、互いの歴史、伝統、文化を尊重し合える関係が構築できるのではないか。そんな試みを実行に移したいと思ったのです。
現代日本が抱える問題に、地域社会、家族関係の崩壊があります。これは人間関係の希薄、分断が原因ですが、近代化の名のもと、地位、身分、収入の枠にとらわれたからです。その果てに、いわゆる「落ちこぼれ」が生まれ、社会や家族から取り残されました。昔の日本には、「あるがまま」の、いわゆる「落ちこぼれ」を受け入れる共同体がありました。見慣れた景色の中から失われた懐かしい物は、この「落ちこぼれ」に等しいものかもしれません。その「あるがまま」や「落ちこぼれ」を見守る共同体を設けたい。
個人の力では限界がある。故に、「もっと自分の町を知ろう」という共同体を創設し、有形無形の財産を次世代につなげる。これが、一般社団法人「もっと自分の町を知ろう」という団体を設立する目的です。
浦辺 登